04.27.09:08
|
10.02.00:38
暴れだす!暴れだす!
誰か傍にいてぇ~♪ とかいう歌詞を流している厨房がいると超腹立つんですけど。特に「♪」の部分が。蜻蛉です。 ウルフルズの「暴れだす」は悪くありません。口ずさんでしまう俺が悪いんです。 最近語彙力つけるために、漢字練習帳丸暗記とかしてみようかと思いましたが、やはり面倒くさいの一言で片付けました。 だって、男の子だもんっ!(シネ そんなこんなで、辻村深月「冷たい校舎の時は止まる」、ジョジョネタ思い出した奴はちょっと表に出ろ。 登場キャラが八人、受験を間近に控えた高校生が「ホスト」である誰かの精神世界に取り込まれ、次々と姿を消していくミステリックホラーみたいな感じですね。 各キャラの思い、自殺した人間は八人のうちの誰か。 過去にあった出来事と、今の彼らの関係。 そして担任の榊。 面白かったのは、全部の登場人物の過去が詳しく語られて、その設定の深さ、でしょうか。 誰でも自殺するような動機はある。それを乗り越えているか否か、ですね。 「自殺したのは俺じゃない」 すべての人間がそう言うものの、やはり拭いきれない不信感。 「自殺したのは私かもしれない」 誰かがそう言っても、仲間を信じることが今の彼らにとっての生きる術。 「なぜ榊が来ないのか」 八人の関係しているのは「生徒会」。そしてその中でも最も関係のある担任、榊の不在。 「思い出した?」 生徒の前に現れる謎の少女。そして、血まみれになり、マネキンと化す仲間たち。 「ここから出るには、中で誰かが残って蓋をしなければならない」 ならば誰ならば良いのだろうか、誰が自殺した人間ならば許せるのだろうか。 「外に出たいんだ」 けれど出られない。責任を、罪を。 「どうして、なんで」 自殺したのはあの人だったのかと、誰もが言った。忘れ去られた記憶。閉じ込められた八人の生徒。 いやはや、真相を知った時と、ある人物の過去設定の伏線が物凄かったです。 「俺たち生徒会は八人で構成されている。なのに、写真の中に七人しかいないのは何故だ?」 「この中の誰かが自殺をした人間で、幽霊になって私たちを閉じ込めている」 「どうして関係の深い榊がいないんだ。もし、責任があるとするならば、教師の榊のはず」 「あの日自殺したのが誰か、誰も思い出せないなんて」 不思議空間が彷徨いながら、物凄い良い話です。 ガルドさんてき言い方をするならば、お勧め度Aってとこですかね。 とりあえず読んでおいて損は無し。文学作品の氷山の一角、ってところでしょう。 個人的にはあの、装備さんのお勧めの「アナン、」がお勧め度Sですね。あれは素晴らしかった。 ちょっとした感動話ですね、ええ。泣けます。 まあそんなこんなで、俺は今から執筆作業です。 クリスマスの奴ですよ。 PR
|
|
|