久しぶりの書評です。
いえ、読書しなかったわけじゃないんですよ。蜻蛉です。
久々に一日中本読んでたので、超肩痛いっす。なんかショルダーとか生まれそう(?)
まあさておきレビューをば。
一般じゃなくてライトノベルです。ガルド氏のお勧めです。っていうかきっと個人的な好みでしょうけれどね。
なんというか、安定したライトノベルだったと思います。それが第一感想。
昨今の蔓延しているラブコメとはちょいと違って、どちらかというと「半月」に似たガチさを持ちながら上手くコメディした感じがします。いわば「一般にいってもいいだろうけれど、ライトノベルでしか出来なかっただろう」作品。これは作風であって、決してレベルのことをいっているのではないのであしからず。
四巻で終わっているのが好印象。ただ、四巻で終わっていることに関しては良いんですが、では果たして「四巻」という長さでやれるべきことをすべてやれたか、と聞かれると首をかしげる。
話は少しそれるけれども、自分がライトノベルに対して大きな評価が出来ないのはここにあるんじゃないかと思う。読了感のよさ、という面ではもちろん「単純かつ明解」なものが用意されていて気持ちのいいものなんだけれども、その話からライトノベルの場合は「それ以上」を引き出すことが凄く難しい気がする。
つまり、「漠然とでしか感じられない何か」のようなものが欠けていて、満足しきれない。
この「さよならピアノソナタ」も同様のことが言えて、物語の構成とか、話の取捨選択とか、キャラクターの可愛さとか、色々褒めるべき点はあるし、上手かったと言えるんだけれども、やっぱり高望みしてしまう。
レベルはともかくとしても、これは「半月」にも言えることだと自分はおもってる。
あれも壮大なテーマとか、色々な葛藤とか、凄い上手かったんだけれども、どこか自分には物足りない。
そもそも自分がラノベ書きでも読みでもないのがすべての問題だけれども、だとすれば自分から言わせて貰えば、やはり「ライトノベル」と「一般もの」というのは大きな壁を感じずにはいらない。
んまあ、これは内容に関さないことだからいまはいいとするか・・・。
特徴といえば、やっぱり緻密に描かれた音楽描写とその知識だと思う。
ぶっちゃけこれが人を遠ざける原因にもなるんじゃないかと思うけれど、まあ慣れてくるとそうでもなくなってきた。事実上、描写は繊細で上手。ガルド氏も言っていたけれど、多少「?」と首を傾げざるを得ない描写の不適合さは目立ったけれど、許容できるレベル。
音楽の知識に関するものは、若干あれかなーとか思いつつも、やっぱ雰囲気のためには必需品だったともいえるかもしれない。
感じたのは、音楽を中心としている話だけれども、どこか音楽が「付属品」であるという感覚。
なんだかんだて土台は「恋愛」で、その上にのっかっていたのが「音楽」だったのかもしれない。
ただ、バンドをやる、という話にしてはクラシックだし、若干引用するにしても読者を置いていった気がしないでもない。正直、クラシック系の話にはまったくついてきませんです。
あとは若干引っ張りすぎな主人公の「ヘタレ」具合に感じては、少しいらつきを覚えないでもない。
ある意味では効果的だとも言えるけれど、主人公の「へたれ」描写の書き方が腹立たしさを催すのは、褒められる点ではない。
というか、全般的に主人公のキャラが掴みにくかったかもしれない。→ということはつまり俯瞰者とか、傍観者、みたいな立ち居地に似た感じを得た。
まあこれも、言い方をかえると「安定している」とも言えるんだけれど、若干足りなさも感じる。
まあその代わりほかのキャラクターの立ち具合が凄かったので文句はないです。
強いてよく褒めるなら、「静」と「動」がはっきり分かれて、結構に激しかったような作品かと。
音楽系の題材を扱う作品は、その手のものに身を沈めなきゃならないから、自分にはどうにも到達できない地点ですね。勉強になります。
まあぱっと思いつくのはこれくらいですか。
あと言うことがあるとすれば、俺はユーリを作者と取り合わなきゃならないようです。
世界の男の娘はすべていただいていきます。
先輩?千晶?真冬?いいえユーリです。うぼぁ。
■その他
ニコラップのメンツが集まってCD出すらしいです。4月くらいに。
ごり聞けよ。トップハムハット狂も参加するらしいぜ。もうこれは出たら買うしかない。
こんな感じのメンツ。
ill bell、トップハムハット、委員長、まゆむし、UZURA
yukkey、kokayuki、MCぬるぽ、もんち、MC壁
fatigue、振糸、かえで公(?)、雨天決行
ヒト型ロボットがいないことだけが悔やまれる最高のメンツだと思います。うっひょー!
また鐘と狂と雨でコンビ組むんすかね。期待。
コメレス。
>ガルド
委員長の声優が風音で非常に困惑したのは秘密。
>ごり
あ た り ま え だ
>爺さん
中国の話・・・というよりは、日本神話、中国、インド、ヨーロッパのほうまで幅広く神話系を扱ってる小説です。
高橋克彦のものも歴史ものもそれしか読んだことないので確かなことはいえないですが、個人的にはスキデスあれ。
多分好みで仲間を選べない状況になるかとww
後半になってくれば作業ゲーすれば可能ではありますけれども。
ちなみにヒーホー君は、地味に合体に使えます。貴重。
ゴシカン宅に行くか、遊ぶことがあればスパロボと一緒に渡しておきます。まあ、受験中なので滅多にないでしょうけれど。
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