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鏡に写る我が醜貌 ver.0.11

深海の底では骸骨が嘲笑って、天上の月では兎が餅をついていた――――by蜻蛉
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04.26.13:25

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12.04.00:23

愛、覚えてますか?

愛って・・・素晴らしい!!

「あの時は圭ちゃんを許してあげるって言ったけど、やっぱりだめぇ」
「あ゛あぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ケータイ小説大賞を受賞した「もう二度と流れない雲」を読了し、一番印象のシーンのイメージです。蜻蛉です。

最初の文とイメージがかけ離れててごめんなさい。でもガチでそう思ったんです。


というわけで、レビュー開始。

文章能力はいわずもがな、酷い。「うんっ♪ついでに春日も応援みたいな?笑(←ここ注目)」を見たときは正直死のうかと思いました。

そして喘ぐシーンと泣くシーンで書かれる「ァァァァァーー」には非常に感動した。マジでひぐらしじゃん。

そんな恋空顔負けの文章能力で書かれた大賞作品ですが、この作品は「愛」をテーマにして書かれた作品らしい。

愛というものを知らない境遇で育ったヒロインが、次第に愛を知っていく、感動の物語である・・・。

と、素直にいえたら、俺はレビューなんてしなかった。

俺はこの作品に愛を感じたかと聞かれたら、答えるまでもなくNOである。
強いて言えば「彼氏のいとこの姉(以下春呼)」は愛に満ち溢れていたとも言えなくも無いが、彼女以外のキャラクターは実に「愛」という文字からかけ離れた人間だったような気がする。

とりあえず登場人物を紹介しよう。どうせこのブログ見てる人は、この作品を読みたいと思わないだろうし。

ヒロイン(主人公):楊(よう)。
・まずネーミングセンスを疑(ry
・血の繋がらない父親にレイプされた経験あり
・母親は究極のDQN
・美人らしい
・彼氏持ち

彼氏:晶(あきら)
・彼氏のくせして登場回数が主要人物の中で一番少ない
・DQN
・家が貧乏らしいが、良く分からない
・バスケが得意

彼氏のいとこ:春日(かすが)
・ヤンキー外見に性格が優しいというどこかで見たk(ry
・楊のことが好き
・物語の最強人物

晶の元カノ:のぞみ
・超究極DQN(ケータイ小説史上最強説浮上中)
・晶の元彼女だが、現在もつながりがある
・なんとか財閥のお嬢様
・レイプ経験あり
・猫かぶり

春日の姉:春呼(はるこ)
・普通の人
・とても愛に満ち溢れた人


とまぁ、これくらいのが主要だろう。

ここからネタバレ満載でお送りするので、気をつけてください。



ケータイ小説の恋愛と言えば、数々のDQNだが、今作はそのなかでも群を抜いた。

元カノののぞみという人物が、まさにひぐらしの詩音。

楊を落とし入れ、春日との仲を壊し、楊の彼氏をこっそり奪い(もとより別れてなかった)、半ば逆レイプしたり、春日を事故に合わせ、そして麻薬で春日を殺した。

うほっ、なんぞこれwwwwwwwwwwwwwwwww

事故で入院中の春日に麻薬を投薬し殺したあげく、自分も麻薬でラリって自殺するという超DQN。

話の核がこの女でもあったために、一体どの辺に愛があったのか説明してほしいところだ。


そして、そのあえなく殺害された春日だが、恐らく作者はこのキャラを使って愛を語りたかったのだろう。最終的には騙されていた楊を救い出し、表現で「人の愛を初めて感じた」のようなことを言っていたので。


さて、ここからマジ評価になる。

この話は親の関係渦巻く最中で迷惑を食らう子供の話、というのが中心だろう。

という点は評価する。

悪い点と良い点を箇条書きしよう。

良い点
・のぞみのキャラに惚れた
・複雑な親の事情が描けていた
・地味に伏線とか頑張ってた

悪い点
・晶の存在が超空気。ってか晶って誰
・愛を感じない
・伏線が分かりやすすぎて張る意味が感じれない
・視点移動が下手くそ
・文章能力がくそ
・何故殺したし
・どことなくミステリっぽい雰囲気になってる
・構成に無駄が多すぎる
・最後がどうしても恋空っぽい
・事実とフィクション織り交ぜんなカス
・niceboat!!二代目推奨
・詩音二代目推奨
・鬱にもならない、泣けもしない、愛も感じない、笑えもしない
・正直大賞取れない

俺気付いた!!

こんな作品ばっかだから大賞もこんなんなんじゃね?

選考委員会お疲れ様です。

まあガチで言えば、まずこの作品の作者はあまりにも「愛」を履き違えている。
どこに愛を感じればいいのかが全然分からない。

まあ結論。

俺ら執筆者は携帯小説に良い評価なんぞ出来るわけがねぇ。

・・・・・スイーツ(笑)


コメレス。

>ガルド

いや、俺の結論はそうだが、なろうは男性も老人もやすやす読めるような対策を立てるらしい。

残念ながらそれが人々に浸透した「ケータイ小説のイメージ」なんだと思う。まあこれを崩すのはかなり不可能に近いくらいの地位をこれは手に入れてしまったが。
だからこそ、そういうイメージを払拭してきちんとした小説形式とまではいかないにしろ、今の「魔法のiらんど」のようなランキングの結末は避けたいと俺は思うところ。
事実、「小説家になろう」のサイトでは改行がPCに傾いていても、全然読める作品が多いし、そうして読めることが確かなんだから。

まあとは言えども確かに「ファンタジー」はうまくないやもしれないのは事実。というものぶっちゃけまた先入観の問題でもあるんだろうけど。このイメージこそが現代の「携帯小説」なのだと思う。


>爺さん

や、書くのは男性のほうが多いらしい。問題は読者が女性が多いこと。
恋空は男子も読んだというあれが多いですが、絶対に自分で見つけたんじゃなくて女子に勧められたパターンが多いと思います。俺も二年前はそうでしたし。

まあ男性女性の性格の違いでもあるんでしょうね。
こう、「詩的な文章を書きたい年頃」ってのが女子にはあるらしいですが、男子には無いですし、あんまり男子は「書くこと」に対しても「読むこと」に対しても無頓着なのかもしれません。読書家は勿論除外しますが。
だからこそ、今回の「なろう」サイトの対策には期待したいものですが、まあ成果は薄いと予想します。
自分の持論の組み立てにある最低定義ですが、「ものに染み付いた社会的イメージを対象とした対策というのは基本的に対策として成立することはない」って話です。

たとえば、以前自分のクラスで一人の男子生徒が言っていたことなのですが、

「自殺する人が増えるのは、宗教的精神から見て人の『死』というものに対しての恐怖感が薄れていることが原因である」と述べました。ゆえに、そういうものを無くして『死』に対する恐怖を埋め込めば自殺は免れることが出来る、と。

しかし、これは既に「『死』に染み付いた社会的イメージ」として成立しているために、自分から言わせれば自己満足的持論です。
だからどうした?で一蹴出来る持論です。

人の『死』に対する考えは既に聖徳太子が仏像を造ったよりもずっと前から存在し、宗教というものを作り上げて死を回避してきたのです。それを今更無かったことにすれば・・・なんて仮定の話は森羅万象天変地異が起きても不可能でしょう。

つまり、「ケータイ小説における社会的イメージ」が確立しつつある今、それをなんとか止めることが出来れば良いのではないのか、というのが「なろう」サイト管理人の考えだと俺は思います。



~「今日の初音ミク」!!~

今回は初回ということで、自分の好きなやつをチョイス。

作者「ゆうゆ」さまによる楽曲を紹介。


http://www.nicovideo.jp/mylist/325945/3321893
「桜の季節」にて20万HITし、初音ミクの人気楽曲のremix「SUPER HATUNE BEAT」にて完全に人気を博した作曲者。現在「白の季節」にて12万HITをし、今だ伸び続けている模様。作曲のセンスが完全にプロ。J-POPで出してもなんら問題なく売れるような曲を作り上げるのが特徴。絵も力が入っていて、「白の季節」では演出にまで気をつかわれた。ZIP配布しているので、取るのもあり。


「桜の季節」・・・一見してバックミュージックは「東方」を思わせるが、どこかJ-POP雰囲気がある。イメージはまんま「桜」。この頃はまだ調教の具合が普通程度であるが、サビのよさが異常。感動的な歌詞にメロディがマッチし、歌詞を真剣に読みながら曲を聴くと思わず涙しそうになるほどのセンスを持つ曲。タグには初音ミクには珍しいかもしれない「神曲」が入っている。

「SUPER HATUNE BEAT」・・・初音ミクのほか作者の人気楽曲をremixメドレー。楽曲についてはニコニコ参照。ブログの初音ミクプラグインの一番上にある。スーパーユーロビート風らしいが、俺はユーロについて良く知らないのでコメントは控える。どちらかというと盛り上がるタイプの楽曲(カッコいいの意味合いではなく、ディスコ的な意味合いで)。

「白の季節」・・・11月29日にUPされてから猛烈に伸びた最新作。志方風というタグの名の通り、志方あきこの歌う曲のような雰囲気を出す。つまり、「神秘的」のような言葉が似合うだろう。相変わらず作曲センスが異常で、歌詞のセンスも恐ろしい。途中のセリフ部分は外しているように聞こえるが、個人的にはあり。ここから「息継ぎ」を追加し、人間味がだんだんと出てきてしまっている。桜の季節と同じく「神曲」と名付けられる数少ないミク楽曲。


個人的には「四季シリーズ」としてあと二曲を頑張って欲しいところ。
すべての楽曲が20万HIT以上を確定しそうな作曲者であるために、これからどんどん評価があがること間違いなし。


・・・・こんな感じで良いでしょうかね、紹介は?

まあ試行錯誤しながらやっていくとしましょうや。
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無題

男性のほうが多いんですか。携帯小説書くの。意外だなあ。てか、選考委員の人らってやっぱ編集者とかなんですかね?だとしたら物語とか読みなれてるだろうからそういうの読むのはやっぱ嫌だったりするんでしょうか。大変そうだなあw てか、携帯小説の内容激しすぎw どんな人が書いたんでしょうかw

  • 2007年12月04日火
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