03.29.16:14
|
10.22.00:57
これだよ、俺が求めていたのはこれだよ!!
大伝説の勇者の伝説読みきった! こ、これが伝勇伝だ!!蜻蛉です。 相変わらず知らない人が聞くと有り得ないくらいくっせぇタイトルだなぁと思いました。「伝説の勇者の伝説」の時点でなかなかにアレなのに、第二部に入って大伝説の勇者の伝説ですもん。センスありますね。 この相変わらず空気が全く読めないコメディ調の会話に、打って変わってシリアスパートとなる政経の話。これって戦記だったんだぁ、とか今更思いました。いえ、ファンタジーですけどね。 相変わらずの自由ぶりで話が進んでいく今回、つーか、最初の四コマ漫画が酷すぎるw まあ、読んでる人には分かるけど、後書きで「1~11を読んで無くても大丈夫なように、最初にあらすじつけたぜ!!」は無理があるっすよwww さてさて、今回は第二部開始ということを記念して、知ってる人にも知らない人にも意味もなく俺が伝勇伝の良さをたっぷりと語ろうかと。 多分そんなちまちま書きません。内容覚えてないですし(ぇ と、いっぱい語ろうとしたのですが、ネタバレを多く含むので、記事をたたみます。 つーか、もうまとめにします。 伝説の勇者の伝説を5分で振り返る記事。 もしくは、伝説の勇者の伝説を読まない人のために5分でまとめた記事。 まあ、まず伝勇伝の何が魅力かって、最初に挙げるならば前代未聞に空気が読めないコメディ調。 有り得ないです。どのくらい有り得ないかというと、純粋にファンタジーやってるのに、中身が6:4でコメディ勝ってます。 いかなる状況でもコメディをするという空気の読めなさ、緊迫した戦闘シーン?何それ美味しいの?みたいな感じです。 大になっても同じでした。 なんてたって、本編開始の、一番最初の一文。一番最初ですよ? 「愛してる♡」 本気か作者ぁぁぁぁぁ!!! 本気と書いてマジなんて時代は終わりました。本気と書いて「ガチ」と読みます。 ♡を何の遠慮もなく使うファンタジー作者どころか、普通にいないと思うんですが、もはや☆も使いますし、ホント自由な作品です。 しかぁし!! 一見して何の変態小説だよと突っ込みを浴びそうなこの作品ですが、実は言うとしっかりとした話の構成がされているという事実。 話は基本的に「主人公こと、ライナ・リュートパート」と「王様こと、シオン・アスタールパート」に別れて話が進みますが、その「王様パート」はシリアス一直線。 先ほど言った政経の話で、そのまた王様の側近たちが異常。 全く姿を見せず、「無」を司るが故に最強。「神」と書いて「化け物」と読む男、ルシル・エリス。 「王の負う全ての闇を担う」と宣言した、先代英雄の末裔と噂される影使い、ミラン・フロワード。 戦場に出れば鮮血、一度腕を失ったものの、禁呪によって強化された黒指の死神、クラウ・クロム。 勇者の遺物を使いこなし、本編では「中立」を意味する戦略家で、主人公を追撃していた男、ルーク・スタッカート。 そのほかにも沢山仲間がいるにも関らず、その間で渦巻く確執と陰謀。 そして最近になって判明したのが、王ことシオンの中に潜む何か。 暴君となって光臨した泣き虫王様は、一体何を思うのか。 「誰も傷つかない世界を目指すから、人を殺す」という矛盾を抱えたまま突っ走り、心の中で泣いて、表で笑いを浮かべ、 親友を救うがために、親友をえさとして使い、親友を殺すと誓った悲劇の王。 数々の矛盾を抱えて突っ走る彼と、それをそそのかしたりほのめかしたり、止めようとしたり利用しようとしたりする、陰謀渦巻く王政。 コメディとは打って変わって殺戮劇や奴隷、占領など完全に戦記のほうに傾く王様パートは伏線の祭りですね。 そしてここで挙げたキャラも加えて、本当にキャラクターたちが深い、多いクセして誰一人粗末に扱わない。まあ、多いのでたまに出てこなくはなりますが。 その「主人公」と「王様」を繋いだと言っても過言ではない役割を持ち、その役に着いたが故に、キャラが段々と立ってきたヒロイン、フェリス・エリス。 無感情、無関心、無表情、そしてだんごを愛する。 というカオスヒロインですが、10巻ほどまでそれを頑固一徹に通してきたせいか、彼女の感情の揺れ動きがキーともなっている罠。 何も感じなかった彼女が、主人公と、王様と関っていくうちに段々とその心を溶かし、常人では見分けがつかないが、少しだけ笑い、泣くようになった彼女。 半ば剣技においては、ほぼ最強と言っても過言ではない彼女。 じみぃぃぃに、主人公に恋心を抱いているような雰囲気を微かに見せつつ、 主人公と、「主人公を殺す」という約束をされた悲劇のヒロインでもある。 主に彼女のせいで作品がコメディ調になっているような気もしますが、精一杯ヒロインとしての役割を担ってくれてますね。 そんな彼らを動かしていく我らが主人公、ライナ・リュート。 誰が一番悲劇キャラって、多分彼だろう。 作品の設定に一つである、魔眼の持ち主であり、幼少期から「化け物」と呼ばれて忌み嫌われてきたトラウマを持ち、その上では国で「最強の魔術師」と呼ばれ、なのに人殺しを極力回避してきたヤサオでもある。 ヒロインが無感情に対して主人公は無気力。 過去設定で、睡眠時間を15分に減らされるというものを持っているが故に、恐らく趣味、ってか生きがいが睡眠。口癖「めんどくさい」「眠い」。 立ったまま眠るスキルももっている。 そんな彼に直面するのが、「魔眼保持者の差別」だった。昔からの固定観念とも言うべきだろうそれはもはや回避のしようがなく、ゆえに、それが彼を狂わせる。 情に厚い彼は、面倒面倒と言っておきながらも友情を選び、仲間を大切にする。 厨房設定だが、怒ると暴走する。 大量殺戮兵器と化し、一巻ではその当の仲間の目の前で暴走して危うく仲間を殺しかけるところまでいった。 それが魔眼のせいであり、嫌われる理由でもある。 そして、大伝勇伝で恐らく明らかになる式を編むものと、式を解くもの。 通称「α」と呼ばれる彼の魔眼の正体は明らかではないが、彼の過去から何かが判明してくるだろう。 そして、そんな主人公に恋心をもろによせる少女、キファ・ノーズル。 孤児院に通っていた二人は夫婦のようなせいかつを続けていたが、 彼女はスパイだった。 いわゆる禁断の愛というやつだが、それゆえに、一巻では任務を失敗し、処刑されかけたところを主人公の暴走によって命を救われている。 話の展開では、彼女は主人公を魔眼の苦しみから救うために、他国に亡命して、魔眼を探っている。 ほとんど登場しないキャラクターではあるが、これがなんとまぁ、恐ろしいことに 大伝勇伝①ラストで登場。 うわぁぁぁ!!ってなりましたね。 と、長くなりましたが、そんなキャラでお送りする伝説の勇者の伝説。 この作品は、恐らくは良くある「多数少数の天秤」や「死と生」、「友情」が題材となっているかと。 死にたがりな主人公は、ヒロインが死ぬなと言ったから死なない。 そして彼は狂った王様を救うための旅に出る。 誰も死なない世界、「昼寝帝国」の野望を持つ。 無感情なヒロインは初めて感情を動かされた男のために、その親友の王様のために剣を振るう。 王様は未来の幸せな時間のために、親友たちのために人を殺し、国を殺し、自分を殺す。 狂う自分を見ながらそれでもそのために進む。 この三人が主になり、伝説の勇者の伝説が動く。 タイトルの勇者についても、段々と出てきてますね。 それが本当に勇者なのか悪魔なのかは分からない。 さて、最後に作者は四コママンガで表しましたが、俺は今北産業で表す。 >主人公とヒロインが王様の命令で勇者の遺物というのを探しに旅に出た。 >王様は世界平和計画のために色々と汚い仕事や戦争をした。 >そんな彼らは今だ謎の何かによって狂わされ、仲違いした。 ・・・ぱふぇくとぅ!!! PR
|
はじめましてヾ(≧∇≦*)ゞ
|
せっかくなので読んでみようと思い、伝説の勇者の伝説を買いに行ったんですが……めぐりあえませんでした…。
|
|
|