11.24.23:05
|
04.09.19:18
カーニヴァルデイズハイロンド(作・静波先生)
まだ未完ではありますが、あの文体は超がつく引き込まれやすさです。 もはや素人の文では無いです。 「コメディ」を=面白い漫才物と捉えているかたは若干面白みにかけると思いますが、純粋に話を楽しもうとすれば楽しめます。 まぁ「ブラックコメディ」というダークっぽい感じなので、いいですが。 この作品の凄いところは、プロローグです。 超引き込まれます。 あれだけのプロローグがあれば、その後を読ますことなど容易いでしょう。 とにかく語彙が多いですし、使い回しが上手い。 文学作品として出してもなんら問題はないでしょう。 あらすじの時点で何か一線を画してます。 生命への憧憬。実に単純明快な存在理由。人は皆須らく道化。故に彼らは滑稽なのだ。誰からも忌み嫌われる語り部。屑にも満たない兄を支える妹。仮初めの六歳児。倦怠に身を窶す男子学生。元気だけが取り得の女子学生。図書館登校のお嬢様。元レディース疑惑の司書。道化は嗤う。煤けた背中がお似合いだ。愉快な喜劇の始まりだ。 登場人物を解説しているだけなのに、この文体。 激しいですね。 物語の面においては、最大評価とはいきませんがまだ序盤のようなのであえては言いません。 とにかく、一度プロローグを読んでみるべきです。 カーニヴァルデイズハイロンドとは輪奏曲というらしいですよ。 人気ブログランキン PR
|
|
|