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鏡に写る我が醜貌 ver.0.11

深海の底では骸骨が嘲笑って、天上の月では兎が餅をついていた――――by蜻蛉
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04.25.19:14

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08.29.07:40

>ようぜん

是非ともぉぉぉ!!!

というわけで、芋けんぴゲーをコンプリートしました。蜻蛉です。


昨日はなんだか早めに寝てしまったので、朝四時半から活動してゲームして、現在七時です。


やばくね? 俺超健康生活じゃん。ゲームしてるけど。

朝の空気を精一杯吸おうと思ったら雨降ってるし、まあ妥当な選択だよね。


■11eyes感想

ライターの『熱さ』が良く伝わる作品。


元々現存する魔法歴史や国の歴史を応用したファンタジー設定というのは、出来がいいと感動するほど素晴らしいものになってるものですが、11eyesはその成功例でしょうね。

逆に言えば、その部分を除くと、良作になりきれてもそれ以上はいかない感じ。シナリオ的な完成度は高いんだが、特筆すべき点があまり見当たらないのも事実。

・世界設定

『赤い世界』と呼ばれる非日常と、日常を行き来する展開は非常に吉。突如として巻き込まれた主人公とヒロインの困惑が良い。

赤い世界にて現れた『黒騎士』なる集団の真相も、かなりどんでん返しが利いていたと思う。

等々、世界設定についてはもはや非の打ち所は無い。

が、


・キャラクター関連

人外過ぎる。


例えば、作中で登場する『雪子』は、体内に宿したものの関係と過去から、人外の能力を持っていても不思議ではない。『キリングマシーン』と呼ばれているのだから、そのくらいの人体耐久度があってもおかしくはない。

問題は『草壁』なる登場人物。

血筋で人間超えていいのかと甚だ疑問。


魔力ってなんでもありなんすか。
そうか、そうなんですね……。


・キャラ別考察

・正ヒロイン『ゆか』

キャラクターとしては悪くないが、正直空気。
日常と非日常でもっとも戸惑っていた人物であり、そういう面では役割どころはきちんと果たしていたけど、いわゆる覚醒してからいる意味が見出せなかった。

ヤンデレ化したもいいが、特に面白くもなかったし、覚醒した能力はたまたま出た二回のみ。思い出したといって使ったこともあったが、そのシーンがある理由も見出せず。

序盤はよかった。あと中盤も悪くなかった。終盤はいらなかった。

結局正ヒロインはいつでもそういう立場なんですね、わかります。


・女剣士陰陽師『草壁』

まずいいたいことは
中途半端すぎる強さ。
悪くは無いんだが、いわゆる中二病的なチートクラスなくせに、あんまり強そうにも見えない。

まあそういう部分は放置してもいいとしよう。

このキャラでもっとも不満があったのは「説明セリフの異常な多さ」である。おそらくキャラ造形がそういうものなんだなぁとは思うが、長い。長いっす。

陰陽師とか、刀関連の話を出すのは不満じゃないんだが、あの人の話は聞いててつまらないタイプの話方しやがる。まだ地の文章で書いたほうがましだったんじゃないだろうか。

あとツンデレなんだろうけど、不思議と魅力を感じなかったのは残念。なんでだろう。


・キリングマシーン『雪子』

キャラクター的には
ギャグ面ではほぼ最強。
というか、基本的にはよく出来たキャラクター。深く切り込めばいい話が作れそう。

不思議なことに、こちらはこちらで「ヲタク並みの知識披露」をするものの、不快感はない。語り口がいいのか、短くて助かるのか。

ていうか、本当にこういうのが好きなのね、作者。

友人、「賢久」との決戦は泣いた。ていうか、演出に一番凝ってた気がs


・姉似の先輩『菊理』

超個人的に大好き。


しかし、基本空気。設定が最後の最後まで闇に葬られているためか、いわゆる『回復役』以上の役割は果たさなかった。
序盤までは。

終盤、特に最終シーン菊理側視点のイベントは鳥肌もの。なんだこれ、なんだこれええええええ!!と反応するのは間違いない。いいどんでん返し。なんとなく予想はついたけど。

しかし、しゃべれなかったキャラが最後にしゃべっても違和感がないのは凄いと思います。菊理かわいいよ菊理。


・その他

ラスボスは水銀灯でFA?


もう誰もが反応するでしょうが、あえて。

ただ、もう凄い残念なのは、自分の好きなキャラ順が、

リーゼロッテ(ラスボス)→香央理(親友役)→菊理→その他

前二人が攻略できねええええええええええええ


いえ、いいんです。それもM気質の俺にはなんら問題ことです。死ねるが。


されはともかく、親友役の「賢久」の存在は最強だったと思う。ガチ面でも、ギャグ面でも。ていうか、11eyesで何のシーンがよかったって、結局全部返せば賢久VS雪子のシーンだと思うんだ。

いやね、ほんと手法がどうのこうのとか言う前に、
熱い。

同じような過去をもった二人が殺し合いを始める姿はもう、感涙ものでした。しかも、賢久死んだし。

逆に言えば、次々と脱落していく仲間に対する反応がもっと過剰でもよかった。草壁はそのたびそのたびに何らかの異常をきたしていたけれど、結構あっさり。

黒さが足りなかった。強いて言うなら毒が足りなかった。作風からして、もうちょっと頑張ってもよかったんじゃないかと。


・総評

物語→7
設定→8
キャラ→7
絵→8
賢久→芋けんぴ

2008の名作には入っても、殿堂入りは出来ない。


ちなみに超個人的殿堂入り作品は、

・車輪の国、向日葵の少女(ただの神)
・G線上の魔王(これなん『で』エロゲ?)
・chaos;head(世界設定的な意味で)
・リトルバスターズ!(涙的な意味で)

・aster(株急上昇)

惜しくも逃しているのは、

・もしも明日が晴れならば(殿堂入りでもOK)
・沙耶の唄(個人的に出来ない)
・ほか、key作品(出来は良い。だがしない)
・C†C(文学)


個人的には、11eyesは、惜しくも無いが逃してる、2ランクした位。
いつか、届く、あの空にと良い勝負するんじゃないだろうか。あれも、戦闘シーンがなんとかなれば、それなりに良作であることは間違いないし。

なんていうかねえ、説明をどこに加えるかだと思うんだ。

いつ空は毎度毎度、伏線で知識とか世界設定を張ってきたんだけど、11eyesのそれは補足みたいなもので、読んでいて飽きるところがある。
手法なんだろうなあ。気をつけないと。

しかし……。

これで50本いったわけか……。

俺ってば、こういう記事書いても普通の人にはつまらんだろうから、やっぱギャルゲー関連記事専用のブログでも作ろうかしら。

暴走しそうだけど。


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無題

んじゃ芋けんぴプレゼントするぜw

  • 2008年08月29日金
  • ようぜん
  • 編集
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