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鏡に写る我が醜貌 ver.0.11

深海の底では骸骨が嘲笑って、天上の月では兎が餅をついていた――――by蜻蛉
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11.26.11:39

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05.19.00:14

ロミオとは

理解しがたい神である。

二日の考察の末に、出した結論。蜻蛉です。

CROSS†CHANNELを完了。田中ロミオの真の実力が今ここに。

奈須きのこ(Fate/stay nightの著者)が「超えられない壁」と言い、鍵厨が「クラナドは人生。だがそれでも超えられない」と崇められるこの作品。

強いて言おう。

この神の壁は、高すぎて見えない。

皮肉でもある。
あまりに深すぎる作品は、その深さゆえに理解されない。それがまさに、このクロスチャンネルであろう。

この作品がある限り、「Fateは文学」という戯言が無効になると思う。

ロミオこそ文学です。

実際、俺がこの作品を終えた感想は、「え?」って感じ。面白いのは面白いんだが、あまりに奥深すぎて、どうしたものかと、考察しないとその雰囲気を味わうことすら許されないような感じ。

悪く言えば一般向けではないし、良く言えばそういうのが好きな人の作品だと思う。

同田中ロミオから出ているライトノベル「人類は衰退しました」も同様。
パッと見、「なんぞこのカオスな物語」って感じだが、よくよく考えて見てみると、その全貌が明らかになる。
結局、どちらも深いのだ。

人類衰退は別としても、クロスチャンネルはその点、哲学等々に関して少しでも興味が無ければ理解がまず出来ない。
一体この作品は、この作品の中で何を語って、何を読者に感じてもらいたかったのか。

クラナドは「家族」という明確なテーマがあるし、フェイトはフェイトで熱い、という見る点がある。
ではこのクロスチャンネルはどこを見れば良かったのか。

「人は一人で生きている」と何度も繰り返しているように、その点を見て、テーマを感じればいいのだろうが、それにしてもあまりにも難解すぎる話の展開。

・生物が絶えたA世界と、主人公たちが元いたB世界
・登場人物たちの「群青(常でない部分)」

などなど、通常で見ていては少々わかだまりの残る部分もある。

果たして主人公の行動原理はいかなるものだったのかも悩ましい。
「普通」を渇望した主人公がいる。
「普遍」を望んだ主人公がいる。
「人は一人で生きている」と言う主人公がいる。
「人は一人では生きていけない」というキャラがいる。

そしてそのすべてがキャラとして完結したのかと言われれば、そうではないだろう。

この作品の評価に悩むのはその点。果たしてこの物語は真に完結しているのかという疑問。
様々なキャラクターが様々な事情と理論を抱える中、果たしてそれが解決したのか。

文学というジャンルが、「問いを読者に残すもの」だとするならば、それはこの作品に相応しい表現となるのかもしれない。
が、その反面、もしもそうでないならば、この作品は一体どのようなジャンルに分けられるのか。

一見してカオスな物語にも見えるが、考察してみれば筋は通っているし、完結もしている。
しかし表面上の展開は所詮展開でしかなく、主人公の根底にある「テーマ」と直結して俯瞰してみると、果たして完全なのかという問い。


まあ、言えば、人によりけり。

俺には理解できん。

総括させてもらえば、

「深いが、表面上にテーマとしての面白さが無い」といったところか。

各キャラクターのストーリーが練りこまれているかと聞かれれば、多分否だろう。複雑難解な物語を作ったが故に、色々と破綻したのかもしれない。
ループという設定も良いが、ああいった同一時間ループものであるならば、「ピアノの森の満開の下」のほうが長けていたような気もする。

よって、総評。10点満点。

・物語→7点
・キャラ→9点
・展開→7点
・深さ(テーマ)→11点
・面白さ→9点

雰囲気を楽しめれば良い作品だと思うが、考えて作品をプレイすると、ダメになる。

今のところでは、

「車輪の国、向日葵の少女」→「CLANNAD」→「リトルバスターズ!」→「CHAOS;HEAD」→「CROSS†CHANNEL」→「Fate/stay night」→「もしも明日が晴れならば」→「沙耶の唄」→「いつか、届く、あの空に」→以下略

って感じか。

深いけれど、表面的な面白さでは、圧倒的に上位に負ける。
多少支離滅裂でも、面白ければ作品は良くなるのだ。

多少支離滅裂でも……カオスヘッドは最強だったんだ!!


「車輪の国、向日葵の少女」→究極。
「CLANNAD」→現実的に超えられない高すぎる壁。これ以上の作品を作り出すことは不可能。
「リトルバスターズ!」→泣きゲー屈指の友情ゲー。泣きだけ見れば神レベル。
「CHAOS;HEAD」→魅力の塊。雰囲気だけで飯が食える。
「Fate/stay night」→屈指の燃えゲー。熱ければ何でもOK。
「もしも明日が晴れならば」→死ネタ泣きゲー。でも新鮮。
「沙耶の唄」→ニトロの塊。純愛を感じれるか否かはプレイヤー次第。魅力の塊。
「いつか、届く、あの空に」→厨房作品。しかし、一章だけ見ると神展開。鳥肌注意。

……正直、車輪が初めてのギャルゲーなのに、これを超える作品が見当たらない。

いや、初めてはアレなんですがね。ええ。

……誰か、クロスチャンネルの魅力を俺に語ってくれ……。


今後の予定。

家族計画→G線上の魔王→智代アフター(?)
【同時進行】
ゼロの使い魔


・・・。

なろうサイトで名前が知れてきたのに、それでもエロゲの話題をする俺カッコイイ!!(シネ

うるせぇ!!体面なんてリアルで気にしてりゃOK!!

そういうわけで、わたしは友人に聞けと命令されている東方の曲をいっぱい聞いてきます。

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無題

いい加減人生の宝物を探しに行けw

  • 2008年05月19日月
  • ようぜん
  • 編集

無題

名は知れても有名にはなれんですな。

否、だからこそ魅力g(ry

  • 2008年05月19日月
  • 装備
  • 編集
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