11.23.13:00
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05.09.04:56
お前ら、俺は今生涯で二度目の死にたい気分を味わっているぞ。
現在時刻4時半、ちなみに今日学校は滞りなくありますのでご安心を。 しかし、この興奮は明日になってからでは書けない。今でなければいけない。 正ヒロイン、唯井ふたみルートを終わらせただけだがもはやこれ以上を望むのも罪というものか。 ふたみルート評価。10段階評価で、車輪向日葵は12をとっている。 物語→12 キャラ→10 文章→7 萌え→3 音楽→8 CG→10 構成密度→100 物語が良いと思ったのは、もはや体験版で確定済みとも言えるものだった。 始めは基本的に日常が繰り広げられていくのだが、徐々に明かされていく設定と真実。 そしてずれていく日常。 この作品の最も評価すべき点は、知識力だろう。それも並大抵のものではない、本当に調べつくしていなければ、こんなものは書けないだろう。 シナリオライター、奈須きのこがいるが、正直引けを取らない。 彼女は宗教学に長けているというのであれば、このシナリオライター、「朱門優」は日本歴史、というものにありえないくらいに長けている。 物語は宗家と分家、それと対立する大きな家と、こういった家柄にまつわるものが多い。 そして、十二支と星座、天文学、それぞれの由来と意味を調べつくして書かれたのがこの作品だろう。 そして古来より伝わる日本史。中には徳川の名や、真田、北条など、有名な武士の家系が多く名を連ねた。 そして名刀の由来、村正、雷神、伽藍、全ての刀がその意味を持ち、物語を作る。 評価すべき点は、物語において「名前」というものの意味合いが強い。 ヒロインの唯井、未寅、巽、などなど、ここまで名前で物語を作った作品はなかなかないだろう。 どこまでも稚拙さが見られない物語の構成、圧巻に値した。 そして、私が最も物語において気にする点、起承転結。 非の打ち所が無い。 車輪のような頭脳戦ではないが、その物語の上げ下げは身の毛が震え立つほどのもの。 ここでこうなったかと思えばああ、ああなったかと思えばこう。 一瞬たりとも読者をあきさせない展開。それでもかと続く起承転結の波。 そして、気付けるはずなのに、気付けるわけがない謎の数々、伏線。 むしろこの物語の主体を読んだ人は、神となってもいいだろう。そのくらいに凄い。 久々に恐ろしいものをプレイさせてもらい、感謝です。 しかし、どれもこれもが素晴らしいという作品が出来ないのが人間。 この作品の最大の欠点は、「内容が難解」だということ。 正直1回プレイしただけでは、なんとなくの雰囲気しか掴めない可能性が高い。 家柄の問題、物語の真実、明かされた伏線の謎、何より天文学知識と日本史知識が難解である。 好きな人は好きかもしれないが、嫌な人は嫌だろう。 文章事態は全然悪くないのだが、そういった説明文が多かったところが唯一の欠点か。 キャラにおいては、十分すぎるほどに魅力を出している。 個性あるキャラだ。最初の部分とか、結構つぼる。 何よりやはり、物語の転の部分でのキャラの変貌が恐ろしい。これがまた魅力となっているのだろう。 音楽に関しては何も言うことは無い。 良作には劣るかもしれないが、問題は無い。個人的には第二OPが好きだ。 CGも言われるだけあり美麗で、数もなかなか多いし、見せるところで見せてくれる。 絵師さんにも乾杯である。 さて、某替え歌「きしめぇぇぇぇん」を生み出したこのブランド、ランプオブシュガーだが、まさかの隠し玉といったところか。 一体学園コメディの第一作目から、何を間違えてこんなものが生み出されてしまったのか。 シナリオライター、「朱門優」には期待値は大きいです。 これだからギャルゲーは止められんのだよ。 アニメにもマンガにも小説にも無い、違う驚きと衝撃と感動を与えてくれる。 18禁でなかったら、皆様手を出して欲しいところです。 さて、残り2ルートはそれに相応する内容で来るか否か。 現在時刻は五時、学校に行けるか否か。 クソッたれ、興奮状態に陥っててねれねぇよこれ。 徹夜覚悟で頑張ってきます。 PR
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